【新型コロナウイルス】都道府県ランキング~PCR検査を実施した人数と陽性者数・陽性率

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新型コロナウイルスの動向が注目されています。

国や自治体は、PCR検査の体制充実を打ち出していますね

この記事では、都道府県ごとのPCR検査件数と陽性率などをまとめています。

◆都道府県別のPCR検査人数と陽性者割合

忙しい人のために、結論を先に述べます。

都道府県別のPCR件数と陽性者の割合は次の通りです。(基準日:2020年5月6日)

都道府県 PCR検査実施人数 陽性者数 陽性率
北海道 7,054人 914人 13.0%
青森県 643人 26人 4.0%
岩手県 384人 0人 0.0%
宮城県 1,910人 88人 4.6%
秋田県 852人 16人 1.9%
山形県 2,246人 69人 3.1%
福島県 2,094人 79人 3.8%
茨城県 4,835人 168人 3.5%
栃木県 2,015人 54人 2.7%
群馬県 2,596人 147人 5.7%
埼玉県 9,324人 909人 9.7%
千葉県 8,090人 837人 10.3%
東京都 12,841人 4,765人 37.1%
神奈川県 8,837人 1,132人 12.8%
新潟県 3,044人 78人 2.6%
富山県 2,392人 219人 9.2%
石川県 1,977人 271人 13.7%
福井県 1,771人 122人 6.9%
山梨県 2,358人 56人 2.4%
長野県 1,818人 73人 4.0%
岐阜県 2,404人 150人 6.2%
静岡県 2,780人 73人 2.6%
愛知県 7,846人 498人 6.3%
三重県 1,938人 45人 2.3%
滋賀県 1,314人 98人 7.5%
京都府 4,343人 341人 7.9%
大阪府 14,842人 1,704人 11.5%
兵庫県 8,358人 676人 8.1%
奈良県 1,605人 88人 5.5%
和歌山県 3,077人 62人 2.0%
鳥取県 1,124人 3人 0.3%
島根県 830人 24人 2.9%
岡山県 1,131人 23人 2.0%
広島県 5,433人 162人 3.0%
山口県 1,290人 37人 2.9%
徳島県 469人 5人 1.1%
香川県 1,739人 28人 1.6%
愛媛県 1,116人 48人 4.3%
高知県 1,520人 74人 4.9%
福岡県 9,400人 651人 6.9%
佐賀県 1,077人 45人 4.2%
長崎県 2,050人 17人 0.8%
熊本県 3,178人 47人 1.5%
大分県 3,175人 60人 1.9%
宮崎県 1,122人 17人 1.5%
鹿児島県 1,287人 10人 0.8%
沖縄県 2,312人 142人 6.1%

※2020年5月7日掲載 厚生労働省資料を加工
※千葉県は3/20まで、神奈川県は3/22まで、大阪府は3/20まで、複数の検体を重複カウントしている

赤で表記しているものは当初の緊急事態宣言の対象であった7都府県。

青の表記はその後、特定警戒都道府県に含まれた6道府県です。

それでは詳細を見てまいりましょう。

◆新型コロナウイルスの状況

新型コロナウイルスに関しては、2020年4月7日に緊急事態宣言が出され、4月16日には対象が全国に拡大されました。

当初の緊急事態宣言の期間は、5月6日までの約1ケ月。

根拠となる試算では、

⇨ 緊急事態宣言により、人と人との接触を8割減少させる
⇨ 2週間程度で効果が表れて感染者数が急激に減少に転じる
⇨ 1カ月で流行がおおむね収束する

と、されていました。

残念ながら、1ケ月で収束には至りませんでしたね

政府は、緊急事態宣言の期限を、5月31日まで延長しています。

◆PCR検査の実施人数ランキング

ランキングという表現が正しいのか分かりませんが…

PCR検査の実施人数が多い順に、都道府県を並べてみます。(基準日:2020年5月6日)

都道府県 PCR検査実施人数
1位 大阪府 14,842人
2位 東京都 12,841人
3位 福岡県 9,400人
4位 埼玉県 9,324人
5位 神奈川県 8,837人
6位 兵庫県 8,358人
7位 千葉県 8,090人
8位 愛知県 7,846人
9位 北海道 7,054人
10位 広島県 5,433人
11位 茨城県 4,835人
12位 京都府 4,343人
13位 熊本県 3,178人
14位 大分県 3,175人
15位 和歌山県 3,077人
16位 新潟県 3,044人
17位 静岡県 2,780人
18位 群馬県 2,596人
19位 岐阜県 2,404人
20位 富山県 2,392人
21位 山梨県 2,358人
22位 沖縄県 2,312人
23位 山形県 2,246人
24位 福島県 2,094人
25位 長崎県 2,050人
26位 栃木県 2,015人
27位 石川県 1,977人
28位 三重県 1,938人
29位 宮城県 1,910人
30位 長野県 1,818人
31位 福井県 1,771人
32位 香川県 1,739人
33位 奈良県 1,605人
34位 高知県 1,520人
35位 滋賀県 1,314人
36位 山口県 1,290人
37位 鹿児島県 1,287人
38位 岡山県 1,131人
39位 鳥取県 1,124人
40位 宮崎県 1,122人
41位 愛媛県 1,116人
42位 佐賀県 1,077人
43位 秋田県 852人
44位 島根県 830人
45位 青森県 643人
46位 徳島県 469人
47位 岩手県 384人

首位は大阪府となっていますが、3月20日まで複数の検体を重複カウントしているので、単純比較はできません。

神奈川県(3月22日まで)、千葉県(3月20日まで)についても、重複カウントがあります。

…にしても、大阪府の検査数は突出していますね

特定警戒都道府県以外では、広島県(10位)の検査数が多いですね。

岐阜県(19位)と石川県(27位)は人口が少ないので、検査件数も多くありません。

◆人口10万人あたり検査者数ランキング

次に、人口10万人当たりのPCR検査件数を、ランキングしてみます。(基準日:2020年5月6日)

都道府県 10万人あたり検査数
1位 和歌山県 329.1人
2位 山梨県 288.6人
3位 大分県 277.5人
4位 福井県 228.8人
5位 富山県 227.8人
6位 高知県 215.3人
7位 山形県 206.1人
8位 鳥取県 200.7人
9位 広島県 192.9人
10位 福岡県 184.1人
11位 熊本県 180.9人
12位 香川県 180.8人
13位 石川県 173.0人
14位 大阪府 168.4人
15位 茨城県 168.1人
16位 京都府 167.6人
17位 沖縄県 159.7人
18位 長崎県 152.9人
19位 兵庫県 152.4人
20位 新潟県 135.5人
21位 北海道 133.4人
22位 群馬県 133.0人
23位 佐賀県 131.5人
24位 千葉県 129.3人
25位 埼玉県 127.2人
26位 島根県 122.1人
27位 岐阜県 120.4人
28位 奈良県 119.9人
29位 福島県 112.3人
30位 三重県 108.2人
31位 愛知県 104.1人
32位 宮崎県 103.8人
33位 栃木県 103.5人
34位 神奈川県 96.3人
35位 山口県 94.2人
36位 滋賀県 93.1人
37位 東京都 92.9人
38位 長野県 88.1人
39位 秋田県 86.9人
40位 愛媛県 82.5人
41位 宮城県 82.5人
42位 鹿児島県 79.7人
43位 静岡県 76.0人
44位 徳島県 63.7人
45位 岡山県 59.6人
46位 青森県 50.9人
47位 岩手県 30.9人

先ほどとは打って変わって、特定警戒都道府県以外のエリアが上位を占めています。

東京都は37位

やはり人口が多いエリアほど、実質的な検査人数がまだまだ少ないことが分かります。

◆PCR検査・陽性者数ランキング

次に、PCR検査で陽性となった人数のランキングです。(基準日:2020年5月6日)

都道府県 陽性者数
1位 東京都 4,765人
2位 大阪府 1,704人
3位 神奈川県 1,132人
4位 北海道 914人
5位 埼玉県 909人
6位 千葉県 837人
7位 兵庫県 676人
8位 福岡県 651人
9位 愛知県 498人
10位 京都府 341人
11位 石川県 271人
12位 富山県 219人
13位 茨城県 168人
14位 広島県 162人
15位 岐阜県 150人
16位 群馬県 147人
17位 沖縄県 142人
18位 福井県 122人
19位 滋賀県 98人
20位 宮城県 88人
21位 奈良県 88人
22位 福島県 79人
23位 新潟県 78人
24位 高知県 74人
25位 長野県 73人
26位 静岡県 73人
27位 山形県 69人
28位 和歌山県 62人
29位 大分県 60人
30位 山梨県 56人
31位 栃木県 54人
32位 愛媛県 48人
33位 熊本県 47人
34位 三重県 45人
35位 佐賀県 45人
36位 山口県 37人
37位 香川県 28人
38位 青森県 26人
39位 島根県 24人
40位 岡山県 23人
41位 長崎県 17人
42位 宮崎県 17人
43位 秋田県 16人
44位 鹿児島県 10人
45位 徳島県 5人
46位 鳥取県 3人
47位 岩手県 0人

東京をはじめ、特定警戒都道府県が上位を占めるのは、ある意味順当。

むしろ、富山県広島県などは、陽性者の伸び率が高いので、注意が必要です。

特筆すべきは、岩手の0人ですよね

0人をキープできる理由は、

  • 人口密度が少ないこと(人口密度46位/47都道府県)
  • ビジネス・観光など人の移動も少ないこと(地域外宿泊者数44位/47都道府県)

などが考えられます。

◆人口10万人当たり陽性者数

陽性者数を人口10万人当たりで見てみましょう。(基準日:2020年5月6日)

都道府県 10万人あたり陽性者数
1位 東京都 34.5人
2位 石川県 23.7人
3位 富山県 20.9人
4位 大阪府 19.3人
5位 北海道 17.3人
6位 福井県 15.8人
7位 千葉県 13.4人
8位 京都府 13.2人
9位 福岡県 12.7人
10位 埼玉県 12.4人
11位 神奈川県 12.3人
12位 兵庫県 12.3人
13位 高知県 10.5人
14位 沖縄県 9.8人
15位 群馬県 7.5人
16位 岐阜県 7.5人
17位 滋賀県 6.9人
18位 山梨県 6.9人
19位 和歌山県 6.6人
20位 愛知県 6.6人
21位 奈良県 6.6人
22位 山形県 6.3人
23位 茨城県 5.8人
24位 広島県 5.8人
25位 佐賀県 5.5人
26位 大分県 5.2人
27位 福島県 4.2人
28位 宮城県 3.8人
29位 愛媛県 3.6人
30位 長野県 3.5人
31位 島根県 3.5人
32位 新潟県 3.5人
33位 香川県 2.9人
34位 栃木県 2.8人
35位 山口県 2.7人
36位 熊本県 2.7人
37位 三重県 2.5人
38位 青森県 2.1人
39位 静岡県 2.0人
40位 秋田県 1.6人
41位 宮崎県 1.6人
42位 長崎県 1.3人
43位 岡山県 1.2人
44位 徳島県 0.7人
45位 鹿児島県 0.6人
46位 鳥取県 0.5人
47位 岩手県 0.0人

人口単位で見ても、東京がナンバー1です。

気になるのは、富山県(3位)、福井県(6位)など、特定警戒都道府県以外のエリアが上位に来ていること。

とても緊急事態宣言を解除できる状況ではありませんね

◆PCR検査・陽性率ランキング

最後に、PCR検査に対する陽性率のランキングです。(基準日:2020年5月6日)

都道府県 陽性率
1位 東京都 37.1%
2位 石川県 13.7%
3位 北海道 13.0%
4位 神奈川県 12.8%
5位 大阪府 11.5%
6位 千葉県 10.3%
7位 埼玉県 9.7%
8位 富山県 9.2%
9位 兵庫県 8.1%
10位 京都府 7.9%
11位 滋賀県 7.5%
12位 福岡県 6.9%
13位 福井県 6.9%
14位 愛知県 6.3%
15位 岐阜県 6.2%
16位 沖縄県 6.1%
17位 群馬県 5.7%
18位 奈良県 5.5%
19位 高知県 4.9%
20位 宮城県 4.6%
21位 愛媛県 4.3%
22位 佐賀県 4.2%
23位 青森県 4.0%
24位 長野県 4.0%
25位 福島県 3.8%
26位 茨城県 3.5%
27位 山形県 3.1%
28位 広島県 3.0%
29位 島根県 2.9%
30位 山口県 2.9%
31位 栃木県 2.7%
32位 静岡県 2.6%
33位 新潟県 2.6%
34位 山梨県 2.4%
35位 三重県 2.3%
36位 岡山県 2.0%
37位 和歌山県 2.0%
38位 大分県 1.9%
39位 秋田県 1.9%
40位 香川県 1.6%
41位 宮崎県 1.5%
42位 熊本県 1.5%
43位 徳島県 1.1%
44位 長崎県 0.8%
45位 鹿児島県 0.8%
46位 鳥取県 0.3%
47位 岩手県 0.0%

陽性率が突出して高いのは東京都で、実に検査した人の4割近くが陽性となっています。

陽性率が高いということは、市中感染が広がり、潜在的な感染者を把握できていないことが推測されます。

オーバーシュートが起きた欧州と同じ傾向であり、危険な状態です

死者をたくさん出したヨーロッパの二の舞とならないよう、PCR検査数の一層の拡充が必要とされています。

◆まとめ

今回は、都道府県別のPCR検査件数をまとめました。

まとめとして、PCR検査件数と陽性者数を合計すると、次のようになります。(基準日:2020年5月6日)

PCR検査実施人数 陽性者数 陽性率
(合計) 163,841人 15,151人 9.2%

陽性者数は、15,000人を超えてきました。

新型コロナウイルスの早期収束を願ってやみません。

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コメント

  1. 高石 大和  より:

    なぜデータをアップデートしないのですか
    4月11日でSTOPしている
    この資料全体のは精度が問われる

  2. 高石大和 より:

    4月11日からアップデートされていない
    データは遅いと意味がない
    生物とおなじで遅いとデータが腐る

    もうこれ以上問いません
    諦めます

    • くまねこ くまねこ より:

      コメントありがとうございます。
      仰る通り、データは遅いと意味がありませんね。
      アップデートに努めてまいります。

  3. たかちゃん より:

    千葉、大阪、神奈川だけ検査数のスタートが違うのに全国で比べるのは意味あるんですか?

    • くまねこ くまねこ より:

      コメントありがとうございます。
      たしかに、ご指摘のとおりなので、検査のスタートを全国で合わせて、記事を更新しました。
      (千葉、大阪、神奈川は検査人数ではなく検体数でカウントしている期間があります)
      ご確認をお願いいたします。

  4. 矢津陌生 より:

    都道府県別のPCR検査数が2週間で随分変わってきました。東京都と神奈川県は検査数の増加があまり見られません。肝心の首都圏ではなぜ検査を増やさないのか不思議です。このまま制限解除などしたら、大変なことになりそうで恐ろしいです。大阪・京都・埼玉などの順調な増加に比べて、東京と神奈川の進まぬ理由はいったい何なのでしょう。情報を更新していただけるとありがたいのです。よろしくお願いいたします。

    • くまねこ くまねこ より:

      コメントありがとうございます。
      色々と考えましたが、東京と神奈川でPCR検査が進まない理由はわかりません。
      それでも昨日(5月28日)は、東京で15人、神奈川で8人の陽性者が出ています。
      情報更新に努めたいと思います。

  5. なし より:

    過去には検査たくさんしていたんだな大阪。
    いつからか変節したんだ吉村。
    いま(8月19日)は、検査絞ってきたせいで、重症者がダントツ。
    感染者数も東京を抜いたぜ!(187かな)
    いつのまにか、やってるふりだけの吉村君。昔はあんなに動いていたのに、、、
    都構想には力いっぱい積極的だけど。
    ああ、悲し

    • くまねこ くまねこ より:

      コメントありがとうございます。
      たしかに最近、元気がない気がしますね。
      コロナに負けず、暑さに負けず、頑張ってほしいと思います。

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