【新型コロナウイルス】都道府県ランキング~退院数と治癒率、死亡者数と致死率、入院数と病床利用率(5月7日基準日)

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新型コロナウイルスの感染者は、岩手県以外のすべての都道府県で感染者が出ています。

各エリアで病床は足りているのでしょうか?

この記事では感染者のうち、

  • どれくらいの人が退院して
  • どれくらいの人が亡くなって
  • どれくらいの人が入院中なのか

を、都道府県別に分析したいと思います。

◆新型コロナウイルス感染者数(都道府県別)

まず最初に、基準となる都道府県別の感染者数を掲載します。

何種類かの統計がありますが、この記事では厚生労働省の資料、

  • 新型コロナウイルス感染症(国内事例)の状況(PCR検査陽性者数の累積)

の5月8日掲載分(5月7日基準日)を採用しています。

感染者数 人口10万人当たり
北海道 928人 17.70人
青森県 26人 2.10人
岩手県 0人 0.00人
宮城県 88人 3.80人
秋田県 16人 1.70人
山形県 69人 6.40人
福島県 79人 4.30人
茨城県 168人 5.90人
栃木県 54人 2.80人
群馬県 147人 7.60人
埼玉県 922人 12.50人
千葉県 842人 13.50人
東京都 4,777人 34.30人
神奈川県 1,145人 12.40人
新潟県 78人 3.50人
富山県 220人 21.10人
石川県 275人 24.20人
福井県 122人 15.90人
山梨県 56人 6.90人
長野県 73人 3.60人
岐阜県 150人 7.50人
静岡県 73人 2.00人
愛知県 498人 6.60人
三重県 45人 2.50人
滋賀県 98人 6.90人
京都府 347人 13.40人
大阪府 1,713人 19.40人
兵庫県 679人 12.40人
奈良県 89人 6.70人
和歌山県 62人 6.70人
鳥取県 3人 0.50人
島根県 24人 3.60人
岡山県 23人 1.20人
広島県 162人 5.80人
山口県 37人 2.70人
徳島県 5人 0.70人
香川県 28人 2.90人
愛媛県 48人 3.60人
高知県 74人 10.60人
福岡県 652人 12.80人
佐賀県 45人 5.50人
長崎県 17人 1.30人
熊本県 47人 2.70人
大分県 60人 5.30人
宮崎県 17人 1.60人
鹿児島県 10人 0.60人
沖縄県 142人 9.80人
その他 149人 0.00人
(合計) 15,382人 12.20人

赤で表記しているものは当初の緊急事態宣言の対象であった7都府県。

青の表記はその後、特定警戒都道府県に含まれた6道府県。

その他は長崎県のクルーズ船です。

あっという間に、感染者数は15,000人を超えてきました。

約8,000人に一人が感染している状態ですね

◆退院数と治癒率

新型コロナウイルスは「指定感染症」であるため、感染者は基本的に全員を入院させてきました。

その中で、すでに退院している方の割合を見てみます。

感染者数 退院数 治癒率
北海道 928人 302人 32.5%
青森県 26人 15人 57.7%
岩手県 0人 0人
宮城県 88人 72人 81.8%
秋田県 16人 13人 81.3%
山形県 69人 54人 78.3%
福島県 79人 34人 43.0%
茨城県 168人 73人 43.5%
栃木県 54人 25人 46.3%
群馬県 147人 47人 32.0%
埼玉県 922人 73人 7.9%
千葉県 842人 253人 30.0%
東京都 4,777人 73人 1.5%
神奈川県 1,145人 188人 16.4%
新潟県 78人 32人 41.0%
富山県 220人 38人 17.3%
石川県 275人 46人 16.7%
福井県 122人 84人 68.9%
山梨県 56人 29人 51.8%
長野県 73人 34人 46.6%
岐阜県 150人 106人 70.7%
静岡県 73人 42人 57.5%
愛知県 498人 324人 65.1%
三重県 45人 29人 64.4%
滋賀県 98人 52人 53.1%
京都府 347人 212人 61.1%
大阪府 1,713人 674人 39.3%
兵庫県 679人 100人 14.7%
奈良県 89人 52人 58.4%
和歌山県 62人 44人 71.0%
鳥取県 3人 1人 33.3%
島根県 24人 10人 41.7%
岡山県 23人 11人 47.8%
広島県 162人 38人 23.5%
山口県 37人 24人 64.9%
徳島県 5人 3人 60.0%
香川県 28人 12人 42.9%
愛媛県 48人 32人 66.7%
高知県 74人 49人 66.2%
福岡県 652人 284人 43.6%
佐賀県 45人 10人 22.2%
長崎県 17人 10人 58.8%
熊本県 47人 16人 34.0%
大分県 60人 33人 55.0%
宮崎県 17人 11人 64.7%
鹿児島県 10人 5人 50.0%
沖縄県 142人 24人 16.9%
その他 149人 0人 0.0%
(合計) 15,382人 3,693人 24.0%

感染した人の24%が、すでに退院しているんですね。

前回記事(4月24日基準日)が13%だったので、退院が進んでいることがわかります。

前回記事はこちら!

【新型コロナウイルス】都道府県ランキング~退院数と治癒率、死亡者数と致死率、入院数と病床利用率
この記事は4月24日を基準としていますが、これより新しい記事(5月7日基準日)があります。 新型コロナウイルスの感染者は増え、岩手県以外のすべての都道府県で感染者が出ています。 各エリアで病床は足りているのでしょうか? この記事では、不幸に...

◆治癒率ランキング

治癒率が高い順に都道府県を並べると、こうなります。

都道府県 治癒率
1位 宮城県 81.8%
2位 秋田県 81.3%
3位 山形県 78.3%
4位 和歌山県 71.0%
5位 岐阜県 70.7%
6位 福井県 68.9%
7位 愛媛県 66.7%
8位 高知県 66.2%
9位 愛知県 65.1%
10位 山口県 64.9%
11位 宮崎県 64.7%
12位 三重県 64.4%
13位 京都府 61.1%
14位 徳島県 60.0%
15位 長崎県 58.8%
16位 奈良県 58.4%
17位 青森県 57.7%
18位 静岡県 57.5%
19位 大分県 55.0%
20位 滋賀県 53.1%
21位 山梨県 51.8%
22位 鹿児島県 50.0%
23位 岡山県 47.8%
24位 長野県 46.6%
25位 栃木県 46.3%
26位 福岡県 43.6%
27位 茨城県 43.5%
28位 福島県 43.0%
29位 香川県 42.9%
30位 島根県 41.7%
31位 新潟県 41.0%
32位 大阪府 39.3%
33位 熊本県 34.0%
34位 鳥取県 33.3%
35位 北海道 32.5%
36位 群馬県 32.0%
37位 千葉県 30.0%
38位 広島県 23.5%
39位 佐賀県 22.2%
40位 富山県 17.3%
41位 沖縄県 16.9%
42位 石川県 16.7%
43位 神奈川県 16.4%
44位 兵庫県 14.7%
45位 埼玉県 7.9%
46位 東京都 1.5%

岩手県は感染者がいないため、46位までとなっています。

特定警戒都道府県は母数が多いから、どうしても治癒率は低くなりますね

東京都の数値が低いのは、症状確認中の人が「入院中」に多く含まれているためでもあります。

◆死亡者数と致死率

次に、不幸にも亡くなった方の人数と割合です。

感染者数 死亡者数 致死率
北海道 928人 45人 4.8%
青森県 26人 0人 0.0%
岩手県 0人 0人 #DIV/0!
宮城県 88人 0人 0.0%
秋田県 16人 0人 0.0%
山形県 69人 0人 0.0%
福島県 79人 0人 0.0%
茨城県 168人 9人 5.4%
栃木県 54人 0人 0.0%
群馬県 147人 18人 12.2%
埼玉県 922人 28人 3.0%
千葉県 842人 33人 3.9%
東京都 4,777人 19人 0.4%
神奈川県 1,145人 44人 3.8%
新潟県 78人 0人 0.0%
富山県 220人 10人 4.5%
石川県 275人 13人 4.7%
福井県 122人 8人 6.6%
山梨県 56人 0人 0.0%
長野県 73人 0人 0.0%
岐阜県 150人 6人 4.0%
静岡県 73人 1人 1.4%
愛知県 498人 34人 6.8%
三重県 45人 1人 2.2%
滋賀県 98人 1人 1.0%
京都府 347人 12人 3.5%
大阪府 1,713人 59人 3.4%
兵庫県 679人 19人 2.8%
奈良県 89人 2人 2.2%
和歌山県 62人 2人 3.2%
鳥取県 3人 0人 0.0%
島根県 24人 0人 0.0%
岡山県 23人 0人 0.0%
広島県 162人 2人 1.2%
山口県 37人 0人 0.0%
徳島県 5人 1人 20.0%
香川県 28人 0人 0.0%
愛媛県 48人 3人 6.3%
高知県 74人 3人 4.1%
福岡県 652人 22人 3.4%
佐賀県 45人 0人 0.0%
長崎県 17人 1人 5.9%
熊本県 47人 2人 4.3%
大分県 60人 1人 1.7%
宮崎県 17人 0人 0.0%
鹿児島県 10人 0人 0.0%
沖縄県 142人 4人 2.8%
その他 149人 0人 0.0%
(合計) 15,382人 403人 2.6%

ちなみに、5月9日午前4時時点で、全世界の感染者は389万6790人、死者数は27万1780人なので、致死率は約7%。

日本の致死率(2.6%)は低いといえますね

しかし、前回記事(4月24日基準日)では致死率1.9%だったので、日本の致死率は約2週間で若干増加しています。

◆致死率ランキング

致死率が高い順に都道府県を並べてみます。

都道府県 致死率
1位 徳島県 20.0%
2位 群馬県 12.2%
3位 愛知県 6.8%
4位 福井県 6.6%
5位 愛媛県 6.3%
6位 長崎県 5.9%
7位 茨城県 5.4%
8位 北海道 4.8%
9位 石川県 4.7%
10位 富山県 4.5%
11位 熊本県 4.3%
12位 高知県 4.1%
13位 岐阜県 4.0%
14位 千葉県 3.9%
15位 神奈川県 3.8%
16位 京都府 3.5%
17位 大阪府 3.4%
18位 福岡県 3.4%
19位 和歌山県 3.2%
20位 埼玉県 3.0%
21位 沖縄県 2.8%
22位 兵庫県 2.8%
23位 奈良県 2.2%
24位 三重県 2.2%
25位 大分県 1.7%
26位 静岡県 1.4%
27位 広島県 1.2%
28位 滋賀県 1.0%
29位 東京都 0.4%
青森県 0.0%
宮城県 0.0%
秋田県 0.0%
山形県 0.0%
福島県 0.0%
栃木県 0.0%
新潟県 0.0%
山梨県 0.0%
長野県 0.0%
鳥取県 0.0%
島根県 0.0%
岡山県 0.0%
山口県 0.0%
香川県 0.0%
佐賀県 0.0%
宮崎県 0.0%
鹿児島県 0.0%
岩手県

青森県以下は、死亡者が発生していません。

母数が少ない県はともかく、特定警戒都道府県で上位に来ているエリアは注意が必要だと思います。

高齢者が多い病院などでクラスターが発生してしまうと、死亡者数も増加する傾向にあります。

◆入院数と病床利用率

次に、現在入院数の感染者と、それに対応する病床数の割合です。

入院中患者数 確保病床数 病床利用率
北海道 581人 400床 145.3%
青森県 11人 38床 28.9%
岩手県 0人 184床 0.0%
宮城県 16人 388床 4.1%
秋田県 3人 105床 2.9%
山形県 15人 150床 10.0%
福島県 45人 113床 39.8%
茨城県 86人 151床 57.0%
栃木県 29人 130床 22.3%
群馬県 82人 143床 57.3%
埼玉県 821人 457床 179.6%
千葉県 556人 471床 118.0%
東京都 4,685人 2,000床 234.3%
神奈川県 913人 1,000床 91.3%
新潟県 46人 234床 19.7%
富山県 172人 205床 83.9%
石川県 216人 170床 127.1%
福井県 30人 114床 26.3%
山梨県 27人 80床 33.8%
長野県 39人 227床 17.2%
岐阜県 38人 458床 8.3%
静岡県 30人 200床 15.0%
愛知県 140人 350床 40.0%
三重県 15人 124床 12.1%
滋賀県 45人 95床 47.4%
京都府 123人 213床 57.7%
大阪府 980人 900床 108.9%
兵庫県 560人 372床 150.5%
奈良県 35人 73床 47.9%
和歌山県 16人 124床 12.9%
鳥取県 2人 322床 0.6%
島根県 14人 225床 6.2%
岡山県 12人 117床 10.3%
広島県 122人 200床 61.0%
山口県 13人 320床 4.1%
徳島県 1人 130床 0.8%
香川県 16人 43床 37.2%
愛媛県 13人 70床 18.6%
高知県 22人 74床 29.7%
福岡県 346人 300床 115.3%
佐賀県 35人 70床 50.0%
長崎県 6人 102床 5.9%
熊本県 29人 312床 9.3%
大分県 26人 222床 11.7%
宮崎県 6人 100床 6.0%
鹿児島県 5人 143床 3.5%
沖縄県 114人 160床 71.3%
その他 149人 0床 0.0%

もともと新型コロナウイルスは「感染症病床」で対応すべきものです。

しかし、パンデミックとなってしまい、一般病床などを転用して対応しているのが実情…

ここでは、都道府県が確保しているコロナ病床を「確保病床数」として記載しています。(4月28日NHK調べ)

◆病床利用率ランキング

最後に、病床が足りていない順に都道府県を並べてみます。

都道府県 病床利用率
1位 東京都 234.3%
2位 埼玉県 179.6%
3位 兵庫県 150.5%
4位 北海道 145.3%
5位 石川県 127.1%
6位 千葉県 118.0%
7位 福岡県 115.3%
8位 大阪府 108.9%
9位 神奈川県 91.3%
10位 富山県 83.9%
11位 沖縄県 71.3%
12位 広島県 61.0%
13位 京都府 57.7%
14位 群馬県 57.3%
15位 茨城県 57.0%
16位 佐賀県 50.0%
17位 奈良県 47.9%
18位 滋賀県 47.4%
19位 愛知県 40.0%
20位 福島県 39.8%
21位 香川県 37.2%
22位 山梨県 33.8%
23位 高知県 29.7%
24位 青森県 28.9%
25位 福井県 26.3%
26位 栃木県 22.3%
27位 新潟県 19.7%
28位 愛媛県 18.6%
29位 長野県 17.2%
30位 静岡県 15.0%
31位 和歌山県 12.9%
32位 三重県 12.1%
33位 大分県 11.7%
34位 岡山県 10.3%
35位 山形県 10.0%
36位 熊本県 9.3%
37位 岐阜県 8.3%
38位 島根県 6.2%
39位 宮崎県 6.0%
40位 長崎県 5.9%
41位 宮城県 4.1%
42位 山口県 4.1%
43位 鹿児島県 3.5%
44位 秋田県 2.9%
45位 徳島県 0.8%
46位 鳥取県 0.6%
47位 岩手県 0.0%

病床利用率が100%を超えるエリアは、8都道府県に上ります。

こういったエリアは、軽症の患者には自宅待機してもらったり、宿泊施設で療養してもらったりしています。

◆まとめ

今回は、感染者の退院数、死亡者数、入院数、病床利用率などを見てきました。

結論として、日本全体でのコロナ病床はこうなっています。

入院中患者数 確保病床数 病床利用率
(合計) 11,286人 12,579床 89.7%

全体で89.7%と、何とか足りている状態ですが、ちょっと気を抜くと病床不足となりそうですね。

国・自治体・医療機関に加え、ホテル旅館業界が協力し合って、何とか乗り切ってほしいと願います。

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