【新型コロナウイルス】拡散される「デマ情報」「風評被害」を都道府県別にまとめ

スポンサーリンク

新型コロナウイルスは、未知の部分が多くこわい感染症ですが「正しく」こわがることも大切です。

今回は、あえて新型コロナウイルスに関する「正しくない」デマ情報・風評被害をまとめました。

こんな情報に振り回されてはいけない

という指標にしていただけたら幸いです。

◆デマ情報はなぜ流れるのか?

緊急時のデマ情報として思い出されるのが、2016年4⽉の熊本地震のとき。

地震直後に、

動物園からライオンが放たれた!

というデマがSNSで拡散されました。

このときの発信者は偽計業務妨害罪で逮捕されましたが、情報を拡散した人たちに悪意はありません。

本当にライオンが街中にいたら危険なので、

この情報を広めて、被害が出ないようにしなければ…!

という正義感が、デマ情報を拡散させたのです。

◆新型コロナウイルスのデマ情報・風評被害

大地震の直後のように「人々が強い不安を感じる状況」においては、デマ情報が広まりやすいです。

今回の新型コロナウイルスの発生も、不安に感じる心理状態は同じですよね。

では、実際に発生したデマ情報や風評被害を見ていきましょう。

◆北海道「阿寒湖温泉で感染者」

釧路の阿寒湖温泉では、2020年の1月下旬から、

阿寒コロナウイルス来たから、みんな人混みマジで気をつけて

週末阿寒行くのいいけど、コロナウイルス怖すぎて

という情報が、ツイッターやフェイスブックで拡散されています。

北海道新聞によると「関係機関」は投稿内容を否定しているのだとか。

2月7日時点で、北海道に感染者は確認されていないので、デマ情報だったのでしょう。

しかし、こういう時は「関係機関」などとぼんやりさせずに、「釧路市」や「北海道」が明確に否定した方がいいと思いますけどね。

◆青森県「青森にコロナ上陸」

青森県では、2020年1月31日ごろから、

青森にコロナ上陸

青森屋(宿泊施設)に武漢から観光客100人くらい来てたみたいで、何人か体調不良で病院に行った

と、ツイッターに書き込まれました。

名指しされた星野リゾート青森屋の担当者は「事実ではない」と否定。

予約キャンセルなどの実害は、出ていないそうです。

青森県は「うわさに惑わされないで」と、冷静な対応を呼び掛けています。

 

◆千葉県「風評いじめ」「イオンモール成田」

①風評被害によるいじめ

2020年1月29日、武漢からチャーター機の第一陣で帰国した乗客は、千葉県勝浦市のホテル三日月が受け入れ。

そのうち、新型コロナウイルスの感染が認められた2人に関しては、鴨川市の亀田総合病院に搬送されました。

亀田総合病院によると、2人を受け入れた30日以降、子供を持つ職員などから、

(言葉による)いじめを受けた

などの相談が十数件あったそうです。

ホテル三日月の従業員の子供も、同じようにイジメにあっているといいます。

鴨川市の教育委員会は、市内の小中学校で、アンケート調査を実施。

コロナウイルスにかかっているとからかわれた

というイジメが5件ありましたが、ホテル・病院に起因するイジメは確認できていません。

 

②成田のイオンモール

成田のイオンモールにも、新型コロナウイルスのデマが流れています。

デマは1月29日に拡散がはじまったということで、

成田イオンコロナウイルスでたらしい もう行けないな

成田イオンコロナ出たのか 明日行こうとしたけどやめて違うとこ行く

と、50近くツイートされました。

この情報に対し、イオンモールの担当者は「デマ」であるとして否定。

千葉県も「そうした情報は入っていない」と否定しています。

◆東京都「五輪中止」「歌舞伎町の病院」

①東京オリンピック・パラリンピックが中止

2020年は東京オリンピックイヤー。

7月の開催が近づくにつれ盛り上がりを見せていたところに、冷や水が浴びせられます。

1月29日にドイツのDPA通信が、

  • 国際オリンピック委員会(IOC)と世界保健機関(WHO)が感染症対策を協議していること
  • 「感染症対策が重要」というIOCのコメント

を報道。

さらに、日本のニュースサイト『Buzzap』が

東京オリンピック中止か 新型肺炎対策でIOCとWHOが協議

との見出しで、この報道を紹介しました。

これが拡散し「五輪が中止になる」というデマ情報につながったのです。

大会組織委員会は1月30日に、東京都の小池知事は31日に、

中止の事実はない

と、完全否定しています。

②歌舞伎町の大久保病院

東京では、新宿・歌舞伎町の大久保病院で、新型コロナ患者が出たというデマ情報が発生。

2月3日から拡散がはじまり、

大久保病院コロナウイルスでたってマジ!?!?!?

大久保病院コロナ出たとかばり怖いやん おばちゃん大丈夫かなー?

と、100以上のツイートが広がっています。

大久保病院は、噂を否定し「疑い例の患者の診察も受けていない」と説明しました。

東京都も、

2月以降、都として感染者が出たという発表はしていません

と、情報を否定しています。

◆静岡県「御殿場アウトレットに感染者」

静岡県御殿場市には御殿場プレミアム・アウトレットがあり、日本人も外国人も買い物を楽しんでいます。

たまたま、アウトレットから救急搬送された患者がいたため、

とうとう御殿場でもコロナに感染した人が出たみたいで冷や冷やしてる 静岡県民です

御殿場アウトレットついにコロナ患者がでたそうで。明日の出勤が非常に鬱。

というデマ情報が駆けめぐりました。

御殿場市は、さらなるデマの広がりを抑えるため、行政として明確に否定する必要があると判断。

保健所を通じ、搬送された人が新型コロナウイルスの感染者ではないことを確認し、

市内での感染者の報告はありません

とするコメントを、市ホームページで公表しました。

今後、感染者が出た場合は「速やかに公表する」とも説明しています。

北海道(阿寒湖)の対応に比べると、御殿場市の対応はすばらしいですね。

◆京都府「マルウェア感染」

京都では、新型コロナウイルスに乗じた犯罪行為が確認されています。

実在する京都の保健所の名前をかたって、大勢にメールを送り、「感染予防対策」などと称する添付ファイルを開かせようとするものです。

添付ファイルを開くと、PCはマルウェア『Emotet』に感染。

犯罪の目的としては、

  • ID・パスワードを盗み出し、金銭を盗む
  • 特定の主義・主張を持つ国、組織を攻撃する

などが考えられます。

◆大阪府「関空で感染者逃走」「コロナホテル」

①関空で中国人感染者が逃走

1月23日、ツイッターに、

武漢から来た中国人観光客が関空で発熱・せきをしているのが見つかり、病院へ搬送されたものの逃げた。USJと京都に行きたいのが理由だったらしい

と書かれたスクリーンショットが出回りました。

ネタ元はツイッターの中国版である『微博(weibo)』への投稿。

中国語が分かる人が翻訳して、日本のツイッターに紹介したことで、エンゲージメントは翌24日に、約2万6000件に上昇しました。

大阪府の吉村洋文知事は24日、この情報を「明らかなデマだ」と指摘。

関西国際空港も公式サイトで、否定コメントを出しています。

②大阪コロナホテルの風評被害

新型コロナウイルスの発生で風評被害を受けたのが、JR新大阪駅近くにある『大阪コロナホテル』。

もう、名前がそのものズバリなので、

新大阪駅前にコロナホテルあってわろた、縁起わるそう

新大阪の近くにあるホテルにコロナホテルとかいうの見つけて草

と、好き放題かかれます。

しかし、コロナホテルもただでは起き上がりません。

涙を流す絵文字と「コロナウイルスが憎い・・・」の一言とともに、ディスられたつぶやきのスクリーンショットを投稿したところ、約7.2万のリツイートが拡散されました。

このホテルは本当に困っていたのかもしれません。

でも、もしかしたらプロモーションが上手なのかも(^_-)

 

◆和歌山県「TVの全国放送でデマ」

和歌山県で発生したデマは、少し変わっていて、なんと発信源はテレビの全国放送。

2月1日夜に放送されたTBS『新・情報7daysニュースキャスター』の番組内で、和歌山県を「感染者がいる」と誤って放送してしまったのです。

「存在するはずのない」患者が「存在することになった」ため、県内は大混乱。

職員は寝ずに対応するはめとなり、仁坂吉伸知事は記者会見で、

とんでもないことだ、抗議した

などと、怒りの声を上げていました。

◆徳島県「女性医師の暴走」

徳島県で新型コロナウイルスのデマを流したのは、徳島市の女性医師でした。

女性医師は2月4日午後、フェイスブックに

徳島コロナ上陸しました
犯人は中国人夫婦だそうで
ばらまかれてます

などと書き込んだのだとか。

書き込みは4日中に削除されたものの、投稿内容への不安や発信元に対する疑念の声がネット上に拡散。

県や保健所の相談窓口には、5日午後7時までに計32件の問い合わせがありました。

女性医師の夫は、妻の行動を謝罪した上で、

妻は(難病の)潰瘍性大腸炎やインフルエンザを患っている。病気のせいでこんな行為に及んだのではないか

と釈明しました。

徳島県医師会は「この医師は会員ではない。コメントは差し控える」としています。

◆高知県「検査拒否は高知県議」

1月29日、武漢市から政府チャーター機(第1便)で帰国した2人が、新型コロナウイルスの検査を拒否するという事案がありました。

そして2月4日、ツイッター上に、

2人は高知県議。高知の病院で検査したら2人ともコロナウイルスだったらしい

というツイートが書きこまれます。

これを受けて、高知県議会は調査を実施。

その結果を、

全ての県議に確認したが、今年に入って中国に行った議員はおらず、政府のチャーター機にも乗っていなかった

と発表して、ツイッター情報を否定しました。

高知県の健康対策課も、メディアの取材に対し、

県内で感染した人は確認されていない

と説明しています。

◆福岡県「数千人の中国人が上陸」

1月29日夜、ツイッターで

【悲報】福岡終了のお知らせ #拡散希望

という、クルーズ船の写真が添付されたツイートが投稿されました。

投稿だけ見ると、福岡に数千人規模の中国人が来たとも受け止められる内容です。

ネットは敏感に反応し、「リツイート」「いいね」の合計数は1月31日夜までに6万件以上に達し、

ウイルス兵器は入国お断り
上陸させるな
今すぐ帰れよ

といったリプが書き込まれました。

翌30日早朝、福岡市の高島宗一郎市長は自身のアカウントでこの投稿を挙げ、博多港にクルーズ船は寄港しておらず、当面受け入れないことを説明。

災害時同様、必要以上に不安を煽(あお)る情報に注意しましょう

と注意を促しています。

◆沖縄県「基地で感染」

米軍基地が多い沖縄県は、デマも基地関連です。

1月下旬ごろからフェイスブックなどに、

県内のフォスターの海兵隊さんでコロナウイルスが出た

信頼できる友人から教えてもらいました

などの投稿が拡散されました。

在沖縄海兵隊は沖縄タイムスの取材に対し、

現在、沖縄の海兵隊員にはコロナウイルスの疑いのある症例はない

と、投稿内容を否定。

沖縄県地域保健課も、

基地内で発生したとの情報はない

と、説明しています。

◆まとめ

という訳で今回は、日本で拡散される新型コロナウイルスのデマを取り上げてきました。

新型ウイルスも怖いですが、ウイルスに乗じたデマや犯罪行為の方が怖いのかもしれません。

冷静な行動を心がけましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました