明けまして、おめでとうございます、2020年もよろしくお願いいたします。
新年早々から私事で恐縮ですが、後頭部が痛む切れ目のない頭痛が続きました。
ロキソニンで対処してきましたが、一応、変な病気でないことを確認するために、近所の脳神経外科でMRI検査を受診することに。
何だかんだ言って、MRIを受けるのは、人生で1度か2度程度。
せっかくなので今回は、その時の体験談を記しておきます。
◆まずは問診
新年最初の診療日だったので、
混んでるかな…
と推測して、朝一番で行きましたが、そんなに混雑していませんでした。
内科などとは違うのでしょうね。
まずは問診。
現在服用している薬のこととか、アルコール、タバコ、病歴など。
普通の問診内容ですね。
◆いよいよMRI検査
問診が終わったら、すぐにMRI検査室に案内されました。
上着をハンガーにかけ、ポケットの中はハンカチ・ティッシュ以外は取り出すよう指示されます。
ベルトは外しますが、指輪は嵌めたままでOK。
財布、スマホ、鍵などは金庫へ入れてくれました。
頭には不織布でできたキャップをかぶせられ、スタンバイOK。
靴を脱いで、検査台の上に横たわりました。
◆検査時間はどれくらい?
スタッフより、検査時間は25分間と伝えられました。
頭部だけだから、もっと短いのかなと勝手に思っていましたが、結構時間がかかるんですね。
寝ててもいいですよ
ということだったので、それならすぐに時間が経ちそうですね。
ちなみに心臓MRI検査はもっと長くて、1時間程度かかります。
◆閉所恐怖症でも大丈夫?
何かの器具で視界をおおわれて、MRI装置の中へ。
真っ暗ではないけれど、かなり狭い空間ですね。
私は大丈夫でしたが、閉所恐怖症の方には厳しいかもしれません。
最近は、完全に装置に入り込まないタイプの「オープン型MRI」というものがあるので、閉所恐怖症の方は、オープン型がある病院を探すと良いでしょう。
一応、気分が悪い時に合図ができるよう、ブザーを握らせてくれました。
私は途中から寝ていたので、ブザーを落としそうになりましたが…
◆検査音について
検査前、スタッフの方に、
大きな音がしますよ
と言われたので、心の準備はできていましたが、確かに大きな音がしますね。
最初は
ボヨーン♪ボヨーン♪
という音が数回。
このボヨーン♪は何か意味があったのでしょうか(^_^;)
検査中は
ゴォーーーー
という音がずっと響いています。
そして最後はやはりボヨーン♪が数回聞こえて、検査が終わりました。
◆MRI検査の結果は?
気になる検査の結果は「片頭痛」というもの。
要するに原因がよく分からないということなんだろうけど、少なくとも脳腫瘍とかではなくて安心ですね。
個人的には「緊張型頭痛」の方が症状が合っている気がしています…。
片頭痛の症状 | 緊張型頭痛の症状 |
ときどき起こる | 持続する |
痛みは4時間~72時間続く | 痛みは30分~7日間続く |
頭の片側に起こることが多い | 頭の両側か頭全体、後頭部が痛む |
ズキンズキンと脈を打つような強い痛み | 頭の両側をギューッと締め付けられるような痛み、重苦しい鈍痛 |
吐き気やおう吐、あるいは光や音、臭いが気になる | 吐き気はあっても実際に吐くことはない |
頭痛の前兆として、ギザギザした光が見えたり、視野の半分が見えにくくなることがある | |
動くと痛みが悪化する | 気分転換に身体を動かすと少し楽になる |
時々寝込むほど痛むことがある | 仕事ができないほどの痛みではない。仕事はなんとかできる |
※出典:ファイザー株式会社「慢性頭痛の特徴」
◆診察費用(料金)はどれくらい?
こちらも気になる診察費用(料金)ですが 5,710円でした。
内訳は、こうなっています。
初診(診療所) | 288点 | 2,880円 |
MRI撮影(1.5テスラ以上の機器でない) | 900点 | 9,000円 |
電子画像管理加算(コンピュータ断層撮影) | 120点 | 1,200円 |
コンピュータ断層診断 | 450点 | 4,500円 |
画像診断管理加算1(コンピュータ断層診断) | 70点 | 700円 |
処方箋料(その他) | 68点 | 680円 |
一般名処方加算1 | 6点 | 60円 |
(計) | 1,902点 | 19,020円 |
診療費請求明細書は点数で表示されていますが、1点=10円です。
病院には19,020円が入り、私の場合3割負担なので、5,710円という訳です。
加算項目が分かりにくいので、説明を入れておきます。
- 電子画像管理加算…MRI画像を電子化して管理・保存する医療機関が算定できる費用
- 画像診断管理加算1…担当する常勤医師が存在するなど、画像診断管理を行う十分な体制が整っている医療機関が算定できる費用
- 一般名処方加算1…後発医薬品を使いやすくするために、薬の商品名ではなく一般名で処方した医療機関が算定できる費用
◆薬の費用(料金)はどれくらい?
費用(料金)は薬にもかかります。
調剤技術料 | 131点 | 1,310円 |
薬学管理料 | 53点 | 530円 |
薬剤料 | 338点 | 3,380円 |
(計) | 522点 | 5,220円 |
3割負担で、1,570円でした。
薬学管理料は「お薬手帳」を持っていれば、53点→41点に下がる場合もあります。
しかし条件が厳しくて、
原則6カ月以内に同じ薬局に再度処方せんを持参し、お薬手帳を持参した場合
に限定。
国は「お薬手帳」を普及させる意思が少ないのだろうと思ってしまいますね。
◆まとめ
という訳で今回は、正月早々にMRI検査を受けた話でした。
もらった薬を飲んで、頭痛も解消…
と言いたいところですが、もらった薬がエレトリプタン(片頭痛治療)なので、薬の効果はいま一つの気がしています(^_^;)
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