【新型コロナウイルス】都道府県ランキング~退院数と治癒率、死亡者数と致死率、入院数と病床利用率

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この記事は4月24日を基準としていますが、これより新しい記事(5月7日基準日)があります。
【新型コロナウイルス】都道府県ランキング~退院数と治癒率、死亡者数と致死率、入院数と病床利用率(5月7日基準日)
新型コロナウイルスの感染者は、岩手県以外のすべての都道府県で感染者が出ています。 各エリアで病床は足りているのでしょうか? この記事では感染者のうち、 どれくらいの人が退院して どれくらいの人が亡くなって どれくらいの人が入院中なのか を、...

新型コロナウイルスの感染者は増え、岩手県以外のすべての都道府県で感染者が出ています。

各エリアで病床は足りているのでしょうか?

この記事では、不幸にも感染後に

  • どれくらいの人が退院して
  • どれくらいの人が亡くなって
  • どれくらいの人が入院中なのか

を分析したいと思います。

◆新型コロナウイルス感染者数(都道府県別)

まず最初に、基準となる都道府県別の感染者数を掲載します。

何種類かの統計がありますが、この記事では厚生労働省の資料、

  • 新型コロナウイルス感染症(国内事例)の状況(PCR検査陽性者数の累積)

の4月25日掲載分(4月24日基準日)を採用しています。

感染者数 人口一万人当たり
北海道 562人 1.1人
青森県 22人 0.2人
岩手県 0人 0.0人
宮城県 84人 0.4人
秋田県 16人 0.2人
山形県 66人 0.6人
福島県 66人 0.4人
茨城県 157人 0.6人
栃木県 53人 0.3人
群馬県 140人 0.7人
埼玉県 767人 1.0人
千葉県 768人 1.2人
東京都 3,747人 2.7人
神奈川県 912人 1.0人
新潟県 65人 0.3人
富山県 163人 1.6人
石川県 222人 2.0人
福井県 120人 1.6人
山梨県 51人 0.6人
長野県 67人 0.3人
岐阜県 146人 0.7人
静岡県 59人 0.2人
愛知県 474人 0.6人
三重県 45人 0.3人
滋賀県 93人 0.7人
京都府 286人 1.1人
大阪府 1,448人 1.6人
兵庫県 605人 1.1人
奈良県 76人 0.6人
和歌山県 52人 0.6人
鳥取県 3人 0.1人
島根県 16人 0.2人
岡山県 20人 0.1人
広島県 142人 0.5人
山口県 31人 0.2人
徳島県 5人 0.1人
香川県 28人 0.3人
愛媛県 47人 0.4人
高知県 71人 1.0人
福岡県 584人 1.1人
佐賀県 32人 0.4人
長崎県 16人 0.1人
熊本県 43人 0.3人
大分県 60人 0.5人
宮崎県 17人 0.2人
鹿児島県 10人 0.1人
沖縄県 133人 0.9人
その他 91人
(合計) 12,681人 1.0人

その他は長崎県のクルーズ船です。

あっという間に、感染者数は12,000人を超えてきました。

ちょうど、1万人に一人が感染している状態ですね

◆退院数と治癒率

新型コロナウイルスは「指定感染症」であるため、感染者は基本的に全員を入院させてきました。

その中で、すでに退院している方の割合を見てみます。

感染者数 退院数 治癒率
北海道 562人 196人 34.9%
青森県 22人 14人 63.6%
岩手県 0人 0人
宮城県 84人 29人 34.5%
秋田県 16人 7人 43.8%
山形県 66人 17人 25.8%
福島県 66人 19人 28.8%
茨城県 157人 24人 15.3%
栃木県 53人 13人 24.5%
群馬県 140人 14人 10.0%
埼玉県 767人 34人 4.4%
千葉県 768人 95人 12.4%
東京都 3,747人 59人 1.6%
神奈川県 912人 123人 13.5%
新潟県 65人 33人 50.8%
富山県 163人 9人 5.5%
石川県 222人 16人 7.2%
福井県 120人 34人 28.3%
山梨県 51人 22人 43.1%
長野県 67人 8人 11.9%
岐阜県 146人 24人 16.4%
静岡県 59人 13人 22.0%
愛知県 474人 66人 13.9%
三重県 45人 11人 24.4%
滋賀県 93人 13人 14.0%
京都府 286人 93人 32.5%
大阪府 1,448人 246人 17.0%
兵庫県 605人 68人 11.2%
奈良県 76人 14人 18.4%
和歌山県 52人 23人 44.2%
鳥取県 3人 0人 0.0%
島根県 16人 2人 12.5%
岡山県 20人 5人 25.0%
広島県 142人 14人 9.9%
山口県 31人 16人 51.6%
徳島県 5人 3人 60.0%
香川県 28人 4人 14.3%
愛媛県 47人 20人 42.6%
高知県 71人 28人 39.4%
福岡県 584人 136人 23.3%
佐賀県 32人 6人 18.8%
長崎県 16人 6人 37.5%
熊本県 43人 9人 20.9%
大分県 60人 26人 43.3%
宮崎県 17人 7人 41.2%
鹿児島県 10人 3人 30.0%
沖縄県 133人 11人 8.3%
その他 91人 0人 0.0%
(合計) 12,681人 1,633人 12.9%

感染した人の13%くらいが、すでに退院しているんですね。

治癒率が高い順に並べると、こうなります。

都道府県 治癒率
1位 青森県 63.6%
2位 徳島県 60.0%
3位 山口県 51.6%
4位 新潟県 50.8%
5位 和歌山県 44.2%
6位 秋田県 43.8%
7位 大分県 43.3%
8位 山梨県 43.1%
9位 愛媛県 42.6%
10位 宮崎県 41.2%
11位 高知県 39.4%
12位 長崎県 37.5%
13位 北海道 34.9%
14位 宮城県 34.5%
15位 京都府 32.5%
16位 鹿児島県 30.0%
17位 福島県 28.8%
18位 福井県 28.3%
19位 山形県 25.8%
20位 岡山県 25.0%
21位 栃木県 24.5%
22位 三重県 24.4%
23位 福岡県 23.3%
24位 静岡県 22.0%
25位 熊本県 20.9%
26位 佐賀県 18.8%
27位 奈良県 18.4%
28位 大阪府 17.0%
29位 岐阜県 16.4%
30位 茨城県 15.3%
31位 香川県 14.3%
32位 滋賀県 14.0%
33位 愛知県 13.9%
34位 神奈川県 13.5%
35位 島根県 12.5%
36位 千葉県 12.4%
37位 長野県 11.9%
38位 兵庫県 11.2%
39位 群馬県 10.0%
40位 広島県 9.9%
41位 沖縄県 8.3%
42位 石川県 7.2%
43位 富山県 5.5%
44位 埼玉県 4.4%
45位 東京都 1.6%
46位 鳥取県 0.0%

岩手県は感染者がいないため、46位までとなっています。

特定警戒都道府県は母数が多いから、どうしても治癒率は低くなりますね

東京都の数値が低いのは、症状確認中の人が「入院中」に多く含まれているためです。

◆死亡者数と致死率

次に、不幸にも亡くなった方の人数と割合です。

感染者数 死亡者数 致死率
北海道 562人 25人 4.4%
青森県 22人 0人 0.0%
岩手県 0人 0人
宮城県 84人 0人 0.0%
秋田県 16人 0人 0.0%
山形県 66人 0人 0.0%
福島県 66人 0人 0.0%
茨城県 157人 6人 3.8%
栃木県 53人 0人 0.0%
群馬県 140人 9人 6.4%
埼玉県 767人 15人 2.0%
千葉県 768人 18人 2.3%
東京都 3,747人 19人 0.5%
神奈川県 912人 24人 2.6%
新潟県 65人 0人 0.0%
富山県 163人 3人 1.8%
石川県 222人 5人 2.3%
福井県 120人 5人 4.2%
山梨県 51人 0人 0.0%
長野県 67人 0人 0.0%
岐阜県 146人 7人 4.8%
静岡県 59人 0人 0.0%
愛知県 474人 30人 6.3%
三重県 45人 1人 2.2%
滋賀県 93人 1人 1.1%
京都府 286人 7人 2.4%
大阪府 1,448人 25人 1.7%
兵庫県 605人 17人 2.8%
奈良県 76人 1人 1.3%
和歌山県 52人 1人 1.9%
鳥取県 3人 0人 0.0%
島根県 16人 0人 0.0%
岡山県 20人 0人 0.0%
広島県 142人 1人 0.7%
山口県 31人 0人 0.0%
徳島県 5人 0人 0.0%
香川県 28人 0人 0.0%
愛媛県 47人 3人 6.4%
高知県 71人 2人 2.8%
福岡県 584人 15人 2.6%
佐賀県 32人 0人 0.0%
長崎県 16人 1人 6.3%
熊本県 43人 1人 2.3%
大分県 60人 1人 1.7%
宮崎県 17人 0人 0.0%
鹿児島県 10人 0人 0.0%
沖縄県 133人 4人 3.0%
その他 91人 0人 0.0%
(合計) 12,681人 247人 1.9%

ちなみに、4月26日午前3時時点で、全世界の感染者は286万5938人、死者数は20万698人なので、致死率は7%。

日本の致死率(1.9%)は低いといえますね

致死率が高い順に都道府県を並べてみます。

都道府県 致死率
1位 群馬県 6.4%
2位 愛媛県 6.4%
3位 愛知県 6.3%
4位 長崎県 6.3%
5位 岐阜県 4.8%
6位 北海道 4.4%
7位 福井県 4.2%
8位 茨城県 3.8%
9位 沖縄県 3.0%
10位 高知県 2.8%
11位 兵庫県 2.8%
12位 神奈川県 2.6%
13位 福岡県 2.6%
14位 京都府 2.4%
15位 千葉県 2.3%
16位 熊本県 2.3%
17位 石川県 2.3%
18位 三重県 2.2%
19位 埼玉県 2.0%
20位 和歌山県 1.9%
21位 富山県 1.8%
22位 大阪府 1.7%
23位 大分県 1.7%
24位 奈良県 1.3%
25位 滋賀県 1.1%
26位 広島県 0.7%
27位 東京都 0.5%
青森県 0.0%
宮城県 0.0%
秋田県 0.0%
山形県 0.0%
福島県 0.0%
栃木県 0.0%
新潟県 0.0%
山梨県 0.0%
長野県 0.0%
静岡県 0.0%
鳥取県 0.0%
島根県 0.0%
岡山県 0.0%
山口県 0.0%
徳島県 0.0%
香川県 0.0%
佐賀県 0.0%
宮崎県 0.0%
鹿児島県 0.0%
岩手県

青森県以下は、死亡者が発生していません。

母数が少ない県はともかく、特定警戒都道府県で上位に来ているエリアは注意が必要だと思います。

高齢者が多い病院などでクラスターが発生してしまうと、死亡者数も増加する傾向にあります。

◆入院数と病床利用率

最後に、現在入院数の感染者と、それに対応する病床数の割合です。

入院中患者数 確保病床数 病床利用率
北海道 341人 400床 85.3%
青森県 8人 38床 21.1%
岩手県 0人 184床 0.0%
宮城県 55人 388床 14.2%
秋田県 9人 93床 9.7%
山形県 49人 150床 32.7%
福島県 47人 113床 41.6%
茨城県 127人 200床 63.5%
栃木県 40人 130床 30.8%
群馬県 117人 174床 67.2%
埼玉県 718人 375床 191.5%
千葉県 655人 324床 202.2%
東京都 3,669人 2,000床 183.5%
神奈川県 765人 1,000床 76.5%
新潟県 32人 234床 13.7%
富山県 151人 189床 79.9%
石川県 201人 170床 118.2%
福井県 81人 110床 73.6%
山梨県 29人 80床 36.3%
長野県 59人 227床 26.0%
岐阜県 115人 458床 25.1%
静岡県 46人 88床 52.3%
愛知県 378人 300床 126.0%
三重県 33人 124床 26.6%
滋賀県 79人 51床 154.9%
京都府 186人 186床 100.0%
大阪府 1,177人 700床 168.1%
兵庫県 520人 296床 175.7%
奈良県 61人 64床 95.3%
和歌山県 28人 124床 22.6%
鳥取県 3人 293床 1.0%
島根県 14人 200床 7.0%
岡山県 15人 117床 12.8%
広島県 127人 200床 63.5%
山口県 15人 40床 37.5%
徳島県 2人 130床 1.5%
香川県 24人 34床 70.6%
愛媛県 24人 70床 34.3%
高知県 41人 42床 97.6%
福岡県 433人 300床 144.3%
佐賀県 26人 50床 52.0%
長崎県 9人 102床 8.8%
熊本県 33人 312床 10.6%
大分県 33人 200床 16.5%
宮崎県 10人 56床 17.9%
鹿児島県 7人 143床 4.9%
沖縄県 118人 94床 125.5%
その他 91人
(合計) 10,801人 11,353床 95.1%

病床数は「感染症病床」では足りないので、一般病床などを転用して都道府県が確保している病床数を記載しています。(4月20日NHK調べ)

全体で95.1%と、何とか足りている状態ですが、数日で病床不足となりそうですね。

そもそも、エリアによっては全然足りていません

足りない順に都道府県別に並べてみます。

都道府県 病床利用率
1位 千葉県 202.2%
2位 埼玉県 191.5%
3位 東京都 183.5%
4位 兵庫県 175.7%
5位 大阪府 168.1%
6位 滋賀県 154.9%
7位 福岡県 144.3%
8位 愛知県 126.0%
9位 沖縄県 125.5%
10位 石川県 118.2%
11位 京都府 100.0%
12位 高知県 97.6%
13位 奈良県 95.3%
14位 北海道 85.3%
15位 富山県 79.9%
16位 神奈川県 76.5%
17位 福井県 73.6%
18位 香川県 70.6%
19位 群馬県 67.2%
20位 茨城県 63.5%
21位 広島県 63.5%
22位 静岡県 52.3%
23位 佐賀県 52.0%
24位 福島県 41.6%
25位 山口県 37.5%
26位 山梨県 36.3%
27位 愛媛県 34.3%
28位 山形県 32.7%
29位 栃木県 30.8%
30位 三重県 26.6%
31位 長野県 26.0%
32位 岐阜県 25.1%
33位 和歌山県 22.6%
34位 青森県 21.1%
35位 宮崎県 17.9%
36位 大分県 16.5%
37位 宮城県 14.2%
38位 新潟県 13.7%
39位 岡山県 12.8%
40位 熊本県 10.6%
41位 秋田県 9.7%
42位 長崎県 8.8%
43位 島根県 7.0%
44位 鹿児島県 4.9%
45位 徳島県 1.5%
46位 鳥取県 1.0%
47位 岩手県 0.0%

病床利用率が100%を超えるエリアは、10都道府県に上ります。

こういったエリアは、軽症の患者には自宅待機してもらったり、宿泊施設で療養してもらったりしています。

◆まとめ

今回は、感染者の入院数、退院数、死亡者数などを見てきました。

病床不足は明らか。医療崩壊の足音が聞こえます…

国・自治体・医療機関に加え、ホテル旅館業界が協力し合って、何とか乗り切ってほしいと願います。

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コメント

  1. 菅野真治 より:

    いつも、情報ありがとうございます。

    質問と要望です。

    新型コロナウイルス感染症(国内事例)の状況(PCR検査陽性者数の累積)
    の4月25日掲載分を採用しています。の表は、なぜ  感染者数 人口一万人当たり
    なのでしょうか?

    別表では、人口10万人当たり検査者数を発表しています。できるなら、10万人当たりに
    統一して頂きたいです。

    • くまねこ くまねこ より:

      コメントありがとうございます。
      単に元の厚労省の資料が「人口1万人当たり」となっていたので、当記事でも採用していました。
      おっしゃるように「人口10万人当たり」の方が感覚をつかみやすいので、変更させていただきます。
      記事内容も更新しましたので、ご確認ください(↓)
      https://healthcare-tan.com/covid19-bed-utilization-0507/

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